2008年4月16日
この井戸茶碗の作者は 土人:白永奎(トィン:ペク・ヨンギュ)さんで、白さんは1938年北海道に生まれ、終戦と共に父親と韓国に帰りその教えを受けました。
以来50年、井戸茶碗の再現に今も心血を注いでいるという事です。
井戸茶碗は豊臣秀吉が朝鮮出兵した際に陶工を日本に連れ帰り、その後作陶技術が絶えていたものです。
白さんは朝鮮固有の井戸茶碗の復興に渾身の力を注ぎ、慶尚北道・開慶に高霊窯を作って伝統技法をよみがえらせた陶工の一人です。
李美子さんは釜山市博物館のボランティアを務めるかたわらこの白さんを応援しているそうで、九博との間では日韓のボランティア友好親善にも熱心で、先日友好の証にこの井戸茶碗を持参されたものです。
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