2008年8月5日
小堀遠州は戦国から江戸初期の激動の時代に千利休、古田織部と続いた茶道の本流で、「綺麗さび」の幽玄の世界を作り上げました。
茶人遠州は茶道具にはしっとりした膳所焼を愛用したそうで、これは珍しい耳付茶壷で白い葉が落ちる風情から“落葉”と呼ばれています。
茶壷を入れる袋もデザイン性に富み、小堀遠州の美意識の一端をうかがい知る気がします。
今回から3回にわたってご紹介する山根さん所有の“江戸の名品シリーズ”の品々は、山根家に代々引継いでこられたのもので、現在は押し入れにしまっているとのことです。
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