2008年8月19日
尾形光琳は、江戸前期に屏風絵から漆工芸品の絵付けまで幅広い分野で活躍し、後世「光琳派」と呼ばれた代表的な画家です。
この朱色の吸い物椀は、光琳の晩年に作られたものだそうで、山根さんは、長年使い込んできて金地もはげてきたので、今は押し入れに保存しているとのことです。
「法橋(ほうきょう)」とは高僧に与えられる僧位の一つですが、後に絵師にも与えられるようになり、光琳44才の時に贈られたもので、その後の作品に落款として多数使われています。
当時は、武家が豪商の娘の嫁入り道具としてこの様な朱色の祝い椀を持たされた様ですが、ちょっと口を付けて飲んでみたくなります。
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