2010年1月29日
仙厓和尚は現在九博で開かれている妙心寺派の禅僧で、江戸時代後期に20年間余り聖福寺の住持として過ごし、博多人に親しまれました。
書と絵画は沢山残されていますが、この“土牛”は珍しいそうで、箱書きに書かれている箱崎の豪農大藪氏が所有していたものとみられます。
ユーモアに富んでいた仙厓さんは、洒脱な達磨さんの絵を得意としていたようですが、大黒様もよく書いていたということで、この“土牛”の頭に大黒様が彫られていることから、本物ではなかろうかと所有者は自慢しています。
今回の妙心寺展にも仙厓作の「鶴亀図」が展示されていますので、名品コーナーの“土牛”ともども見比べてみてください。
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