2010年4月19日
その1.建窯の油滴天目茶碗
所有者の中嶋さんは“美しいものに心惹かれる”普通の人ですが、中でも陶器、絵画、工芸品、建築等に強い関心を持っているとのことです。
それが不惑の域に入ったここ数年、偶然が重なったのか天命か、陶器への関心が深まった時に、中国の友人から日本で譲り受けたのがこの「油滴天目茶碗(ゆてきてんもくちゃわん)」だそうです。
日本の国宝の専門誌で「天目」のことを知り、その中でも「曜変天目」の凄さを知ったそうです。
今回、譲り受けたこの小振りながら見事な文様が表れた「油滴天目茶碗」は、12~3世紀の中国の南宋時代に建窯で作られたそうで、いまや自慢の名品だそうです。
これまでは自宅で“にんまり”眺めて満足していたが、これだけ完全な型で掘り出されたものは珍しいと言われ、九博の名品コーナーで大勢の人たちに見てもらいたくなったということです。
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