2010年5月10日
その2.建窯の禾目(のぎめ)天目茶碗
この「禾目天目」も中国の友人から譲り受けたものですが、口径13センチ、高さ45センチの小振りで、第1回の「油滴天目」と殆ど同じ大きさの茶碗です。
これも12~3世紀の南宋時代に建窯で作られたということで、「禾目」の初期の特徴である鳥の羽根のような模様がみごとに表れています。
鳥の羽根のような模様が特徴の「禾目天目」
「天目茶碗」とは鉄分を多く含んだ黒釉(こくゆう)を使って焼いた茶碗で、表面は黒い無地の茶碗ですが、窯の中で変化して「曜変」「油滴」「禾目」等と呼ばれています。
建窯の「天目」の中で一番多いのはこの「禾目茶碗」で、中嶋さん所有の茶色のものがオーソドックスなものと言われています。
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