2010年11月15日
現在九博で開催中の「誕生!中国文明展」で展示されている、左下の「画像磚・青龍(がぞうせん・せいりゅう」は、1958年に河南省の鄧州市で出土したものです。
画像磚 青龍 南陽市博物館
瑞禽神獣画像磚 青龍 拓本
高野さん所有の、右上の「瑞禽神獣画像磚(ずいきんしんじゅうがぞうせん」の4神の1つ、「青龍」の拓本の元になった実物は、1957年に同じ鄧州市から出土したものだそうです。
高野さんは出土の時期、場所が近く、作品名の表現も似ていることから、九博に展示の「青龍」と同じ文化財的価値があるのではないかと、秘かに自慢しています。
それにも増して、その実物から見事な躍動感溢れる線の美しさで拓本にした、名もない作者にこそ拍手を送りたいということです。
九博では、11月28日まで「誕生!中国文明展」を開催していますので、3階特別展示室に展示の作品とこの拓本を見比べてみるのも、又興味のあるところです。
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