2012年7月2日
清水さん、牟田さん母娘は“博多おきあげ”の貴重な手造り職人であると共に、収集家でもあります。
即ち販売をしていないので、自分で作っては自宅に保管し、何かの展覧会等に依頼されては出品しているそうです。
毎年春先に九博のトンネル通路のショーケースに展示していますが、今回は本格的に館内の名品コーナーに展示です。
福岡の山笠に合わせて、子供をモデルにした山笠少年隊の立体的でユニークな姿は、現物を実に細かく表現しています。
“おきあげ”とは博多の方言で、通称は“押絵”と言われ、江戸時代に公家の上流女性のたしなみとして生まれました。
今では後継者難で存続が危ぶまれていますが、清水さん母娘が細々と伝統を守り、根強い“おきあげ”ファンによって守られているのが実情のようです。
九博には毎年、山笠終了後に飾り山が展示されますが、“おきあげ山笠”はそれより一歩先に九博にお目見えです。
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