2012年11月29日
前回に続き、韓国は慶尚南道の河東で作られた、張今貞さん所有の井戸茶碗の第二弾です。
“花咲目砂”と名付けられた井戸茶碗で、茶碗の見込みの茶溜まりに重ねて焼いたロクロ目があり、外側には釉薬の縮れによる梅花皮(カイラギ)がまだらに飛び散り、まるで花が咲いているかのように見えるため付けられた名前です。
井戸茶碗は450年ほど前に豊臣秀吉の朝鮮出兵で陶工が日本に連れ去られ、その後途絶えていたものが復元されたものです。
発祥の地と目される河東で昔と同じ土と釉薬で作られたこの淡黄色の井戸茶碗は、使い込むことによって年輪の古色を帯びてくると言われており、これが青磁や白磁と異なるこの茶器の特徴でもあります。
ハローダイヤル:050-5542-8600(オペレーター対応)
※ハローダイヤルご利用には、通話料が必要となります。
ご案内時間: 9時~20時まで 年中無休
公益財団法人九州国立博物館振興財団
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7番2号
© 2020 copyright KYUSHU NATIONAL MUSEUM PROMOTION FOUNDATION. All Rights Reserved.