2013年1月1日
明けましておめでとうございます。
今年の名品コーナーの第1号は、色鮮やかな“博多おきあげ”の羽子板です。
皆様も手許にお持ちの自慢の名品を展示してみませんか。
今年も一年お付き合いください。
(九州国立博物館振興財団)
その昔、女の子の正月のお遊びといえば“羽子板”に決まっていました。
そうした日本の伝統文化の“羽子板”に、押絵、博多方言では“おきあげ”細工で人形を刻み込み、その技法を受け継いでいるのが清水清子さん、牟田裕美子さんの2代目3代目の母娘です。
“羽子板”の男の人形は景気を良くするために商店などで使われるそうです。
女の人形は縁起物で、女の子の厄除けに役立てるそうです。
“博多おきあげ”は、昔は教養の一つとしてお茶やお花の稽古事と同じ様に、裁縫の延長として家庭で教えられていたそうですが、今ではすっかり下火となり、その技術を伝え教えることのできるのは清水さん親子だけだそうです。
2人の作品は歌舞伎をモチーフに多岐にわたっていますが、その魅力は華やかな色使いにあり、羽子板の中の人物は今にも動き出しそうな躍動感を感じさせませんか。
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