2013年1月25日
黒漆地に金色と赤色で重ね塗りをし、きめ細やかな細工を施した「変塗鞘短刀拵(かわりぬりさやたんとうこしらえ)」。
江戸時代中期の作だそうで、鞘の変色などにこの短刀が単なる飾り物ではない、日常的に使われていた痕跡がみてとれます。
特に柄の頭頂部の銀の面図や鞘の途中に彫られた面等には、江戸時代が安定した平和な時代で、刀も装飾用に用いられ、この短刀を発注した持ち主のユーモアの感覚さえうかがえます。
広作の銘が入っています。
刀剣類の収集が趣味の梯さんは、この他にも刀や脇差しも保有しており、年に1回は虫干しも兼ねてタンスから取り出して眺めているという事です。
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