2013年7月23日
九博では現在「中国 王朝の至宝展」が開かれています。
この中国展の期間中、2人の日本人切手収集家が集めた切手を通じて“近代中国の変遷”を見ていく事にしました。
2人の収集家は、太宰府在住の平野勝昭さんと筑紫野在住の清原弘之さんの2人です。
世界最初の切手は、料金前納・全国均一の近代郵便制度の創設によって1840年にイギリスで発行された“1ペニー切手”でした。
日本では1872年に前島密が郵便事業を国営化して切手を発行したのが始まりです。
2人の集めた中国切手の一部
1回目の今回は1994年に中国で発行されたもので、経済特区の5種連刷です。
中国では1979年に外資・技術導入目的の自由貿易特区を創設し、経済の改革・開放を目指しました。
その時指定された5つの経済特区の切手で、左から深圳・珠海・汕頭・厦門・海南で、当時国民は許可証なしではこれらの特区には出入りはできませんでした。
平野さんはこれからシリーズで紹介する中国切手を、終戦で中国から引き揚げ既に亡くなった東京の叔父さんから遺言で譲り受けたそうで、競売に出したりする気はまったくないそうで、時々引っ張り出しては楽しんでいるということです。
ハローダイヤル:050-5542-8600(オペレーター対応)
※ハローダイヤルご利用には、通話料が必要となります。
ご案内時間: 9時~20時まで 年中無休
公益財団法人九州国立博物館振興財団
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7番2号
© 2020 copyright KYUSHU NATIONAL MUSEUM PROMOTION FOUNDATION. All Rights Reserved.