2014年3月20日
七宝焼きの技術は奈良時代に中国から伝来したもので、以後日本独自の繊細な色彩が施され、明治時代には日本の有力な輸出商品として生産される一方、皇室の装飾品として珍重されてきました。
この七宝焼き壷は、京都並河家で明治時代に作られたもので、壷の裏側にはその名称が刻み込まれています。
並河家の特色は透明感のある深い黒が出せることだそうで、この数少ない作品の中にも静かな構図の中に気品に満ちた色使いが感じられます。
野田さんはかなり高額な金額でオークションで手に入れたそうです。
小さいながらも時々手に取る感触や、蝶や草花のきめ細やかな筆と色合わせに心和む思いがすると言っています。
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