2014年6月6日
日本刀の質と姿形が最も優れていた時代は、鎌倉時代の作品だと言われます。
岡山県の備前、備中で良質の鉄が採れ、それを伝え聞いた刀鍛冶師がその周辺に集まって来たからです。
内田シリーズの第3弾は、江戸時代に作られた脇差です。
脇差のなかごに書かれた銘は“丹波守吉道”で、伊予松山藩15万石の松平家に伝わる名刀とみられます。
内田さんは拵えの鞘に刻まれた、銀の控えめな彫刻と漆で仕上げられた絶妙なバランスに、この刀の持ち主の感性を感じると言います。
なかごの銘“丹波守吉道”
刀のできは鍛冶師の打つ刀身が第一ですが、装飾的な要素が強くなってきた江戸時代になると、拵えにかかわる鞘、つば、縁など10位いのパーツの製作者の器量も大きな要素となっているようで、この脇差の細工は素晴らしいものだと内田さんは自慢しています。
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