2015年2月18日
韓国の文化遺産の中でも際立った存在で光り輝いているのがこの“百済金銅大香炉”です。
1993年に扶余の百済時代の寺院跡の沼地から、ほとんど無傷の美しい姿で発掘されました。
本物は国立扶余博物館に、鮮やかな金色の色彩を放って展示され、見る者を圧倒する歴史の重みがひしひしと伝わって来ます。
実物は高さ64cm、直径19cmで、このレプリカの6倍程の大きさです。
鳳凰や龍や蓮など仏教と道教の神仙世界が一つとなった実に精緻な細工が全体に施されており、大きさと言いその繊細さと言い世界に類を見ない香炉の絶品です。
この大香炉は韓国文化財の至宝とされ、門外不出のため現在九博で開かれている“百済展”には残念ながら出品されていませんが、現地に行けばいつでも見られます。
百済展は3月1日(日)までですが、日本と百済との歴史的な結びつきの深さを示す展示品に関心が高く、天満宮の梅も半数近くの木々が花を咲かせ始めた事もあり、九博も賑わいを見せています。
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