2015年3月11日
山陽新幹線は3月10日、開業して40年になり、私達は今では何の不思議もなく、本州と九州を結ぶ新関門トンネルの中をあっという間に通り抜けています。
しかしそこには多くの苦労やエピソードがあった事を知りますが、その中の一つがこの抹茶々碗です。
当時、世界で最難関の工事といわれた関門海峡の海底部から23m下で、2度と手に入らない大破砕帯の海砂を極秘に採取して作った抹茶々碗の一つだそうです。
海底の砂の目は荒く粘りがないため、でき上がった茶碗からの水漏れが激しく、試作に試作を重ねた苦労の末の作だそうで、山浦さんは友人からもらったということです。
山浦さんは「粗野で荒っぽい茶碗だが、手入れをしたら色艶も出て大事に使っている。何より2度と作れない茶碗という事で抹茶の味も一味違い自慢です。
山陽新幹線の開業40周年と聞き展示をしてもらった」と語っています。
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