2015年8月6日
日本の近代化を支え、エネルギー産業の一大拠点をなした三井三池炭鉱は江戸時代から石炭の採掘が行われていました。
1997年3月30日、粉塵大爆発事故や労使対決の歴史的な大争議等を経て、エネルギー革命の波に巻き込まれて閉山しましたが、一方で「石炭人形」等の特産品も作られ、地域の活性化にも務めていました。
この黒々とした石炭で作られた“布袋さん”も、そうした特産品の一つで、鉱内の厳しい環境の中から掘り出される石炭を使ってユーモラスに表現した姿には、何かホッとした安らぎを感じさせられます。
大西さんはこの“布袋さん”はお父さんから譲り受けたものと言っていますが、三池炭鉱が世界遺産に登録されたこともあり、改めて戸棚の中から引き出し懐かしんでいるということです。
九博では現在、大英博物館展が開かれています。
この中では世界規模の彫刻品が多数展示されており、比較するにはおこがましいかも知れませんが、大西さんの“布袋さん”もユーモアはたっぷりです。
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