2015年9月28日
抹茶々碗は“土モノ”と思い込んでいる方々には、ちょっと驚きのガラス抹茶々碗と棗(なつめ)です。
これは青木さんが作った茶碗ですが、硬質と軟質のガラスの膨張率の違いを利用して、三重に張りめぐらした中間部分の軟質ガラスにヒビを入れるもので、ガラスの表面は内外ともに滑らかです。
内と外側の硬質ガラスは同じ素材ですが、中間部分のガラスがザラメでこの部分に微妙な膨張率の違いをうまく利用してヒビを入れるわけですが、このヒビ入れの間合いこそが青木さんが長年かけてつかんだ“勘どころ”だそうです。
ヒビはほぼ想定通りの入り方をするそうですが、形状からして“雪花紋(ゆきはなもん)”と名付けたそうです。
作品はコップや花びん等多岐にわたってるそうですが、抹茶々碗は高台作りが一苦労で意表を突いており、その分珍しがられているという事です。
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