2016年4月11日
世界遺産・秦の始皇帝陵から出土した遺品の中でも最大の発見は、四頭立ての銅車馬2両ではないでしょうか。
中でもこの「始皇帝の先導車」はその品格と威厳においては群を抜いています。
日傘の下で直立した御者は単なる一兵卒ではなく、皇帝の御者らしく相応の身分で四頭の馬を御していますが、全体の服装からこの馬車は軍用ではなく、特定の儀礼に際しての先導の役割を果しているようです。
2両の銅車馬は1980年に始皇帝陵の西側から立て続けに発見されましたが、6000もの部品からなる複雑な形は、今から見てもその技術力・芸術性は驚異の域です。
このミニチュアは10年前、当時の兵馬俑博物館の吴永琪館長から贈られたものです。
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