2016年6月6日
中国を最初に統一した2200年程前の秦の始皇帝の時代を前後するとみられる、鏡と酒器と刃物の3点です。
古さだけが売り物と言う所有者の野田さんですが、軟石(玉)でできた酒器と刃物とも見事な出来栄えです。
青銅製の鏡も繊細で保存状態も良く、秦の時代のものではないかと言うことで買い求めたそうです。
玉と青銅器に関心のある野田さんが、以前インターネットのオークションで手に入れたという事で、いずれも高貴な人の副葬品として埋葬されていたものとみられています。
中国からの文化財はこの所オークションでも手頃なものがなく、特に年代ものの国外流出が制限されているため、この3点は貴重な古代中国の上流階級の生活の一端がうかがえる遺品と言えそうです。
尚、兵馬俑展は6月12日(日)まで開かれています。
“兵馬俑の大きなスケールの魅力を九州の地で”と連日大勢の入館者で賑っています。
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