2017年4月26日
お寺で修行に明け暮れる僧侶に、食事や読経の合図に打ち鳴らす「へ」の字形の鳴り物。
昔は打楽器であったが当時は鐘として用いられ“磬(けい)”と呼ばれた。
起源は中国は唐時代で、正倉院の御物の中にも鉄磬があるが、これは鎌倉時代に藤原兼則が鋳造したもので、鍍金され重文級の値打ちものとされているらしい。
糸で吊るして欅(けやき)のバチみたいなもので叩いて次の修行や行事を僧侶達に知らせていたそうで、吊るす糸の長さによって音色が変わる微妙な楽器だそうです。
黒田さんはこの磬のことは前から知っていたようで、4~5年前に岡山の篤志家から手に入れたそうで、今では時々打ち鳴らし、1000年程前の風情に想いを馳せては重文(?)の音色を楽しんでいるそうです。
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