2017年5月17日
この小振りの黄金の水差しは、形式、図柄から推測して中国は唐の時代、皇帝が祭祀用の水滴に使っていたものではないかと言われています。
きめ細やかな表面の細工には、権力者の芸術的な嗜好がみてとれます。
この水差しを鑑定した当代随一の彫金師・三橋国民氏によりますと、これ程の質の高い彫金技術は、現代作家の中では見当たらないと絶賛しています。
刀身は南北朝時代の「福岡一文字」で、刃文は「五の目乱丁子」です。
黒田さんは友人から譲り受けたそうで、時には硯の水差しに使っているようですが、気分は往時の皇帝だそうです。
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