2017年9月22日
鎌倉時代の文保年間(1317年・18年)に刀工 大和国保昌貞宗(やまとのくにほうしょうさだむね)が製作した日本刀です。
刀身の上部に彫られた溝を「樋(ひ)」と呼びます。刀の重さを軽くする目的と考えられています。
鞘書は本阿弥光遜(ほんあみこうそん)。
「正真 金子三百三十枚」と記されています。
品質を保証する「折り紙」は、美術品や刀剣などの鑑定書として添えられたもので、「折り紙つき」という言葉の語源になりました。
刀身の手元の部分に嵌める金具「はばき(鎺・鈨)」には、土佐・山内家の家紋「白黒一文字」が施されています。
出品者の内田寿一さんは「刀としての品格があり、希少価値が高い」と話しています。
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