2018年6月18日
国の重要無形文化財に指定されている小鹿田焼。
今回展示したのは、いずれも江戸時代から明治時代の古い陶器です。
左から、飴釉仏花器、飴釉口付徳利、飴釉掛分なす徳利、飴釉徳利。
小鹿田焼の特徴とされる「飛び鉋」の技法が取り入れられるのは大正時代になってから。
飴釉の色合いと松葉のデザインが、小鹿田焼の歴史を物語ります。
墨流文浅鉢(左)と菊鉄絵文浅鉢。
コバルトブルーの墨流に対し、鉄を含んだ絵の具で菊の花を描いた対照的な作品です。
小鹿田焼は柳宗悦やバーナード・リーチの民芸運動で全国的に知られるようになりますが、青柳さんは明治以前の古い陶器のすばらしさに引き込まれて、収集し始めたそうです。
去年7月の九州北部豪雨では、福岡県の小石原焼とともに小鹿田焼の窯元も大きな被害を受けました。
今回の展示を機会に、地域の復興と更なる発展をお祈りします。
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