2019年7月30日
この色紙は、茂住修身(もずみおさみ)氏の書で、坂本八幡神社に奉納されたものの複製です。
茂住氏は、内閣府大臣官房人事課に所属する辞令専門官で、4月1日の新元号発表の時に菅官房長官が掲げた墨書を揮毫しました。
左の色紙を見ると、「令」の書体が発表の時と違っています。
右は「令和」の出典となった「万葉集」巻五の「梅花の歌三十二首 序文」です。
初春令月、気淑風和、梅披鏡前粉、蘭薫珮後之香
(初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす)
梅花の宴を再現したジオラマのある太宰府展示館や大伴旅人の邸宅があったとも伝えられる坂本八幡神社へは、博物館から西に歩いて30分ほどで、周辺には万葉の歌碑も数多くあります。
令和ゆかりの地で、万葉の昔に思いをめぐらせてはいかがでしょうか。
坂本八幡神社
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