2021年6月2日
景徳鎮(けいとくちん)は中国を代表する陶磁器の産地で、明や清の時代には皇帝用の陶磁器も数多く作られました。
右は福禄寿三星図長頸瓶。福禄寿が色鮮やかに描かれています。日本では七福神として知られる福禄寿ですが、中国では幸福と財産、それに長寿を希求する道教の願いを表しています。
高さ35センチンの瓶の底には、「大清雍正年製」と記されています。清朝第5代の皇帝、雍正(ようせい)帝(在位1722年~1735年)の時代に作られたことを示しています。
中央は山水人物図巻缸。中国の歴史物語と思われる図柄が、青色で彩色されています。明朝最後の皇帝、崇禎(すうてい)帝(在位1627~44)の時代の製作と見られます。
左は五彩瑞獣図。中国の想像上の動物の麒麟や獅子が描かれています。清の第4代皇帝、康熙(こうき)帝(在位1661年~1722年)の作と言われます。製作された時代によって、色合いが変わっている点も見比べることができます。
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