2022年3月17日
金剛兵衛盛高 は、鎌倉時代末期から室町時代末期にかけて活動した刀匠グループです。一派の起源は、宝満山にある竈門神社の山伏だったともいわれ、神社には「刀工金剛兵衛源盛高発祥乃地」と記した石碑もあります。
展示の刀の茎 には、「盛高」と刻まれています。茎の形は、卒塔婆のように先が三角形になっているのがこの一派の特徴ですが、展示の刀は平です。長さは2尺2寸7分(68.7cm)で、中央から手元にかけて樋 と呼ばれる溝があります。
今回は、刀身を納める鞘や茎を納める柄など外装の拵 もあわせて展示しました。柄を握る手を守る鍔は鉄製とみられ、紅葉と鹿をあしらったような模様が施されています。
安川さんは「関ヶ原の戦いが起こる西暦1600年より100年以上前の1500年頃に太宰府の地で作られた古刀という事と鍔等の拵のデザインが気に入って購入を決めた」そうです。
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