私の名品コーナー
2022年6月15日
博多人形師制作 大宰府 梅花の宴「大伴旅人と令和 万葉人」
博多人形商工業協同組合
博多人形は、小石原焼きや久留米絣などともに福岡県の伝統工芸品の一つで、細やかな表情や豊かな色使いで、人びとに愛されてきました。その高い制作技術の継承者として、平成３１年に福岡県指定無形文化財技術保持者に認定された４人の人形師が制作したのが、展示の 大宰府 梅花の宴「大伴旅人と令和 万葉人」です。
５人の万葉歌人と制作した人形師は、左から順に次の通りです。
大伴坂上郎女（おおとものさかのうえのいらつめ）川崎幸子 作
夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ
大伴家持（おおとものやかもち） 國﨑正行 作
新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事
大伴旅人（おおとものたびと） 武吉國明 作
わが園に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも
山上憶良（やまのうえのおくら）稲富昭満 作
銀も 金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
筑紫の児島（ちくしのこじま） 川崎幸子 作
大和道は 雲隠りたり しかれども 我が振る袖を なめしと思ふな
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