2022年8月1日
沖縄復帰50年記念特別展「琉球」にあわせて、沖縄伝統の焼き物を紹介します。
片方の前足をボールに乗せたこのシーサーは、壺屋焼の故・高江洲育男
さんの作品で、その姿から「玉乗りシーサー」と呼ばれます。
壺屋焼は、那覇市のメインストリート国際通り近くの壺屋地区生まれ、300年以上もの歴史を持つ陶器です。沖縄では“やちむん”と呼ばれて親しまれていて、素朴で重量感を感じます。
高江洲育男さんはシーサーづくりの名手で、昭和59(1984)年に国が卓越した技能者として表彰する「現代の名工」に選ばれました。
シーサーとは獅子のことで、沖縄では古くから魔除けとして屋根や門柱の上に置かれてきました。口を開いた姿と閉じた姿が一組で、表情豊かなシーサーも多く、近年では玄関の置物など家庭の装飾品としても人気が高まっています。
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