2023年12月18日
新春はすっかりお馴染みになった博多おきあげで、賑やかに参りましょう!
中央左は、今年の干支辰にちなんで天を昇る白龍。浮揚の願いを込めました。その右は恵比寿様と大黒様。ちょっとかわいい七福神です。
羽子板はいずれも歌舞伎を題材に、左から幕開けの祝儀に舞われる「三番叟」、勧進帳の「義経と弁慶」、娘の恋心を描いた「京鹿子娘道成寺」、歌舞伎十八番の鳴神から美女の誉れ高い「雲の絶間姫」、そして京鹿子娘道成寺の舞で有名な「七枚笠」です。舞台に立つ歌舞伎役者の姿が目に浮かぶようです。
押絵のことを博多では「おきあげ」と呼んできました。厚紙を切り抜いて綿をのせ、美しい布でくるんで、立体的に盛り上げます。作り方は家庭の女性に代々引き継がれてきました。羽子板は、災いを跳ね除けるという願いを込め、女の子に贈る縁起物でした。
制作した清水さんは、初代の祖母、二代目の母親と続く3代目です。福岡市内の文化サークルで作り方も教えています。皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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