2010年3月15日
博物館で平成20年から2ヵ年にかけて修理された佐賀市指定・高伝寺所蔵の「大涅槃図」が今月13~14日にエントランスに掛けられました。
掛け軸の前では、高伝寺の住職による法会が行われました。
この「大涅槃図」は、宝永3年(1706)に東福寺所蔵の明兆筆大涅槃図を写したもので、描表装を含めると縦15.2m×横6.1mという巨大なものです。修理の様子は文化交流展示室で28日まで放映されています。
巨大な仏画を掛けることは、京都の東福寺や本法寺で行われていますが、現在ではその例は多くありません。
佐賀市の高伝寺でもあまりの大きさに掛けるところがなく、全体が見られるのは初めてのことでした。
人と比べてみると掛軸の大きさが分かります
韓国では、巨大な仏画を寺院の境内で掛ける風習があり、韓国・美黄寺の掛佛齋の法会の様子も文化交流展示室で放映されています。
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