2014年5月1日
緑に囲まれた太宰府天満宮と九博周辺は5月の空を天に仰ぎながら、地上では草花が春の深まりを感じさせてくれます。
中でも官兵衛の井戸の近くの天満宮境内にそびえ立つ天然記念物「一葉(ひとつば)タゴ」別名“なんじゃもんじゃ”の大木が可憐な白い花を咲かせ、一際存在感を見せつけています。
菖蒲池の菖蒲も新芽を見せ出番を待つ
緑の草木の中で“なんじゃもんじゃ”の白が目立つ
明治時代、誰とはなしに群生する白い花を見て「あれは何の木じゃ?」と呼ばれているうちに「なんじゃもんじゃ」となってしまったと言われています。
花びらは細長く単純ですが、寄り集まった花は群れをなし、その白さとほのかな香りには周囲を圧倒する迫力があります。
中国、台湾、朝鮮半島が主体で、日本では対馬と中部の木曽川周辺にしか自生しない希少種で、太宰府でもこの後半連休が見頃でしょう。
天満宮境内の6000本の梅の木には梅の実が形を見せ始めていますが、今年は心なしか実の付き方が少ないようです。
ツツジの花や新緑の樹木に包まれた九博では現在「近衛家の国宝展」が開かれており、連休は家族連れで賑わうものとみられています。
ハローダイヤル:050-5542-8600(オペレーター対応)
※ハローダイヤルご利用には、通話料が必要となります。
ご案内時間: 9時~20時まで年中無休
公益財団法人九州国立博物館振興財団
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7番2号
© 2020 copyright KYUSHU NATIONAL MUSEUM PROMOTION FOUNDATION. All Rights Reserved.