一雨毎に寒暖の波を繰り返し、今週はやや冷え込んでいますが太宰府地区の風は着実に春の香りを運んで来てくれています。

　天満宮の６０００本の梅の木はほぼ全てで蕾が膨らみ、中には半開きの花を咲かせ今や遅しとその時を待っています。

　受験シーズンを前に天満宮を訪れた参拝客は、この所の陽気に誘われて、かすかな春の香りをまき散らし始めた梅の木の下をそぞろ歩きし、一足早い春の訪れを感じ取っていました。

　九博の前庭も水仙や白梅が咲き始め春の装いを強め、来館者に自然界のなごみを与えています。

　館内では２月１日までを期限に、九州各地の有名なおひな様を集めた展示が行われており、３階の特別展・百済展との相乗効果で日に日に入場者も増え、来月からの本格的な観梅客の流れを待ち受けています。