道は太宰府に通ず
「大君遠朝廷(おおきみのとおのみかど)」。
大宰府政庁の別称に、かつての太宰府の隆盛ぶりが見えてきます。
国内にあっては九州から西海道を治め、対外的には大陸や半島との外交を一手に引き受ける。
ことあらば、防衛の前線基地にもなりました。
帝や朝廷が持つ同等の権能があったのです。
全九州はおろか、大陸からの人・物・文化が集まる「西の都」と呼ぶにふさわしい都市になりました。
時は下って中世以降。
朝廷の出先機関としての役割は失われましたが、新しい表情が顔を出します。
数々の伝説に彩られた菅原道真を祀る太宰府天満宮は、学問の神として信仰を集めるようになりました。
「宰府参り」に人影は絶えず、今もこの地に、年間600万もの人が訪れるのです。
そして2005年。
太宰府に、九州国立博物館が誕生しました。
道は太宰府に通じ、発する。
そしてその道は、ずっと未来へも続いていくのです。
ハローダイヤル:050-5542-8600(オペレーター対応)
※ハローダイヤルご利用には、通話料が必要となります。
ご案内時間: 9時~20時まで 年中無休
公益財団法人九州国立博物館振興財団
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7番2号
© 2020 copyright KYUSHU NATIONAL MUSEUM PROMOTION FOUNDATION. All Rights Reserved.